こんにちは!いしとぅです!
今回は所得税の計算方法についてです。
「所得税を簡単に計算する方法が知りたい。」
「所得税って累進課税なのは知ってるけど、どうやって計算するかわからない。」
そんな人に向けて記事を作成しました。
所得税の確定申告について前回作成してますので、
気になる方はこちらからどうぞ。
では、見ていきましょう。
【結論】計算方法は簡単
所得税の計算方法は「所得税の速算表」を使うと簡単に計算できます。
以下の計算式になります。
課税される所得金額 × 税率 – 控除額
課税される所得金額に対する税額や控除額は以下の通り。
課税される所得金額とは「その年の1月から12月までの所得金額の合計から所得控除を差し引いた金額」です
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
具体例
課税された所得金額が3,300,000円の場合、
税額はこのように計算されます。
3,300,000円 × 0.20 – 427,500円 = 232,500円
※ 平成25年から令和19年までの各年分の確定申告においては、所得税と復興特別所得税(原則としてその年分の基準所得税額の2.1パーセント)を併せて申告・納付することとなります。
国税庁ホームページより抜粋 No.2260 所得税の税率
このように簡単に計算できます。
ここから税額控除を引くことができます。
詳しくはこちらからどうぞ。
所得税は超過累進課税
所得税は超過累進課税です。
以下の抜粋に「所得税は、所得が多くなるに従って段階的に高くなる」とありますが、
所得の全体に税率がかかるわけではありません。
所得税の税率は、所得が多くなるに従って段階的に高くなり、納税者がその支払能力に応じて公平に税を負担するしくみとなっています。
国税庁ホームページより抜粋 所得税のしくみ
例えば、課税所得が3,300,000円であれば、
1,950,000円 × 0.05% = 97,500円
1,350,000円 × 0.1% = 135,000円
合計 97,500円 + 135,000円 = 232,500円
となり、3,300,000円の全体に税率がかかるわけではなく、
段階的に税率がかかってきます。
ただ、こちらの計算は面倒なので
皆さんは「所得税の速算表」を使って計算してみてください。
詳しくはこちらからどうぞ。